フェラーリ(Ferrari)812スーパファスト(Superfast)は、名前の通り非常にスピーディーな加速を誇る、V12気筒エンジンを搭載する高性能スポーツカーです。
そんなフェラーリ 812スーパファストに、今回「ボンネットールーフーリアハッチ」に繋がるラインをカーラッピングさせて頂きました。
そうです、、、!!!
今回目指すのは、812コンペティツィオーネの純正ライン!↓
完成したフェラーリ 812スーパファストはいかに!!
完成したフェラーリ 812スーパファストのラインラッピングはこちら!
さて、気になるフェラーリ 812スーパファストのラインラッピングの完成画像を見ていきましょう!
ストライプラインが入っただけで、カッコよさが一気にアップ!!
これこそが、ラインラッピングの強みです!
ストライプラインの太さですが、実はフロントからリアにかけて、「細いー太いー細い」と太さが変わっています。
後ほど詳しくご紹介させて頂きますが、実はこの太さの微調整を何度も何度もテストしています!
ストライプラインと一見シンプルなラインだからこそ、いかに美しいラインを描き出すことができるかが命です、、、!!
もはや812コンペティツィオーネの純正ラインにしか見えません!!
後ほど、カーラッピングが完成するまでの舞台裏をご紹介させて頂くわけですが、ここで一足先にその様子をYoutubeのショートで見てみましょう!
印刷機を自社で持っているからこそ作れたストライプライン!
さて、今回のストライプラインですが、実はシルバーと黒の間に段差がありません。
つまり、シルバーと黒のラインが一枚になっています、、、!
カーラッピングを施工する人であれば、「なぬっ(驚)!」とびっくりするところですが、普通は何が凄いかよく分からないですよね(笑)。
これはどういうことかと言うと、、、
ストライプラインを印刷機で出力していることを示します!!
カーラッピング業者はたくさんありますが、自社で印刷機を有している業者は、ごくごく僅かです。
というのも、カーラッピング施工の多くは単色フィルムのみを使用し施工するからです。
単色フィルムとは、フィルムの製造過程で既に色が練り込まれたフィルムなので、印刷機は必要ありません。
【動画あり◎】カーラッピングフィルムってどんな種類があるの?
カーラッピングフィルムの種類は数百(もしくは数千?)以上にも渡りますが、「絶対にこの色がいい!」と特定の色が定まっている場合は、希望にバッチリ合う色が見つからない場合もあります。
そんな時!
当店ザラップのように印刷機を持っていれば、出力用のカーラッピングフィルムに色を出力し、そしてラミネートをかければ、オリジナルで単色フィルムを作ることができちゃうわけです!
もちろん、グラフィックデザインも印刷機があれば表現可能です!
(逆を言えば、印刷機を使わなければ、グラフィックデザインはカーラッピングできません。)
それゆえ、当店ザラップはカーラッピング業者の中でも【デザイン制作】が強みであり、全国からご依頼を頂きます。
【デザイン必見★】カラフルでアートなカーラッピング!?
さて本題に戻りますが、、、
今回のフェラーリ 812スーパファストのストライプラインは、「シルバー」と「ブラック」の色味だったため、単色フィルムで重ね施工することは可能でした。
この場合は、ブラックの単色フィルムの上に、シルバーの単色フィルムを貼り合わせます。
もちろんこの方法でも◯ですが、一点マイナス点を挙げると、フィルムを重ねると段差ができる点です。
これは致し方ないことといえば致し方ないことです。
しかし!
当店ザラップでは自社に印刷機があり、かつメタリックの出力用フィルムがあります!
よって、今回のようなシルバーが含まれたストライプラインも出力してご用意が可能というわけです。
印刷機で色やデザインを出力しようと思う時、実はどんなカーラッピングフィルムにでも色を出力できるわけではありません。
(例えば、単色フィルムですが、既にラミネートがかかっている状態のため、この上に色を出力することはできないというわけです。)
出力専用のカーラッピングフィルムにだけ、印刷ができるわけです。
そこで、通常出力専用のカーラッピングフィルムは、フィルムの元地が白色か透明の二択が多いですが、当店ザラップでは今回使用した通りメタリックの取り扱いもあります!
これにより、よりカーラッピングの表現幅が広がり、より多くの選択肢をお客様にご提供できるわけです!
このメタリックの出力用フィルムに黒のラインを出力し、ラミネートをすることで、段差のない一枚のステッカーを作ることができました!
比べるとこんな感じです↓
段差のない一枚のステッカーで施工をする一番のメリットは、見た目だけではなく、メンテナンス性が大幅に向上することです!
フィルムを重ね合わせた場合に比べ、フィルムの面が減るため、洗車や拭き上げが一段と楽になります!
ちなみに、こちらの車両も同じく背景のブルー色とロゴを一緒に出力し、1枚のフィルムで施工しています↓
よって、メンテナンス性をぐんとアップすることができました!
とここまで聞くと「1枚施工がベスト!」に聞こえてしまうかもしれませんが、残念ながらデザインによっては、フィルムの重ね貼り施工を余儀なくされる場合も往々にしてあります。
例えば、凹凸の激しい箇所にストライプラインを施工する時、既に出力されたストライプラインを施工すると、ビヨーンと歪曲して、見栄えが非常に悪くなってしまいます、、、(焦)。
よって、こういった場合は、フィルムの重ね貼りが必須になります。
ここで注釈を入れたいと思いますが、、、
フィルムの重ね合わせは決して悪いものではありません!
ただし、今回のフェラーリ 812スーパファストように、1枚のフィルムで施工できる場合であればそれに越したことはないということをここでお伝えしたいと思います!
さて、ストライプラインを1枚のフィルムで施工する場合、ある大前提があります。。。
それは、ストライプラインが貼る箇所にバチバチサイズがあっていることです!
つまり、事前に型取りやテスト貼りが必須です。
そういった手間があってこそ、今回のフェラーリ 812スーパファストや↓
こちらのFIAT 500 by GUCCI↓
ランボルギーニURUSのトリコロールライン↓
のように、ストライプラインを出力して1枚のフィルムでご用意させて頂くことが可能になるわけです!!
このような出力フィルムを施工できるラッピング業者は全国的にも非常に少ないため、「ザラップさんでは印刷機で好きな色を出力できると聞いて来ました!」というお客様が非常に多いわけです。
常にベストをご提案する。。。
それが当店ザラップです!
最高なラインラッピングが完成するまでの舞台裏
カーラッピングの中で、ラインラッピングは特にスーパーカーに人気が高いことをお伝えしてきました。
2024年版【カーラッピングトレンド総まとめ★】車編!
そこで今回は、フェラーリ 812スーパファストに合わせて、いかに812コンペティツィオーネのような純正ラインを生み出したか、その完成までの道のりをご紹介させて頂きます!
①しっかり内容を吟味したお打ち合わせ
ラインラッピングといえども、どのようなラインを目指すかそのゴールは様々です。
今回のフェラーリ 812スーパファストのように「812コンペティツィオーネのような純正ラインをラッピングされたい!」という、所謂「純正を目指すラッピング」がまず一つ。
そして、「オリジナルでカスタム感があるラインラッピング」も人気の一つです↓
そこで、毎度のことではありますが、理想を形にする第一歩は、しっかりと内容を吟味したお打ち合わせからです。
今回は出張でお打ち合わせさせて頂き、現車を見ながら理想のラインラッピングを確認させて頂きました。
②3Dジェネレーターでイメージをより具現化する
さて、今回のフェラーリ 812スーパファストですが、ちょっと厄介なのが812コンペティツィオーネと車体の形が若干異なる点です!
見比べてみましょう〜!
今回のストライプラインに大きく影響がある箇所は、フロントにあるエンブレムの位置です。
ここは、ストライプラインのスタート地点になる場所です。
812コンペティツィオーネではボンネットにエンブレムがあるのに対し、 812スーパファストはフロントバンパーにありますね!
そこで!
その後のお客様とのお打ち合わせでは、
- 「ラインのスタート位置(フロントバンパーorボンネット)」
- 「ラインの太さ」
- 「ラインの色」
を何パターンか3Dジェネレーターでご用意させて頂き、お客様にご提案させて頂きました。
最終的に決定した完成イメージがこちら!
3Dジェネレーターで作っています↓
3Dジェネレーターの強みは、完成するラッピングにより近いイメージをご確認頂けることです!
ちなみに、ラインの色は、「シルバー×黒」「シルバー×ネイビー」「トリコロール(赤・緑・白)」の中からご検討頂きました。
このように実際のイメージを見ると、より具現化されたビジュアルで確認できるため、お客様がどのような一台をご希望か、さらに突き詰めることができます!
③施工開始(ストライプラインのテストから)
遂に施工日!
施工前の下準備が終わり次第、早速ストライプラインの施工、、、
と思いきや、実はまだ施工は開始できません(笑)。
まずはテスト印刷をして、サイズなどを微調整します。
そして、お客様に一度ご確認頂いてから、ようやく本番のフィルム出力ならび施工に移ります!
3Dジェネレーターで実車に近いデザインを確認できたというものの、それでも尚、実車とは差異があります。
よって、実際フィルムを車体に置いて最終確認することは、非常に重要な訳です。
ちなみに、、、
今回のように出力するラインラッピングではなく、単色フィルムを使ったラインラッピングをご依頼頂く場合は、お車をご入庫の際に、お客様と一緒にライン幅の確認をします。
こちらのGT-R R35のお客様も、ご入庫の際に担当者とラインの太さ等確認させて頂きました↓
この一手間二手間があるかないかで、どこまで理想の一台に仕上げることができるかが決めると言っても過言ではありません。
ここまでして、ようやく理想通りかつ理想以上のカーラッピングが完成します!
ストライプラインが確定した後、ようやくデータの出力、カット(プロット)、施工に移ります。
④ご納車&アフター保証
完成したお車とご対面!
お客様にとても喜んで頂きました!!
これにて、施工完了、、、
と思いきや、当店ザラップではご納車=施工完了とはみなしません。
カーラッピングに限らずプロテクションフィルムにも通じるところですが、納車後しばらくしてフィルムが浮いたりする場合があります。
その理由を簡単にお伝えすると、フィルムは塩ビ素材でできており、納車後に高速運転や炎天下の環境下で車体全体が一気に温められると、フィルムに過度なストレスが加わるからです。
だからこそ!
納車の際、万全の点検を経てご返却させて頂いたとしても、納車後しばらくしてフィルムのメンテナンスが必要になる訳です。
そこで、当店ザラップでは納車後1年間、無償でフィルムのメンテナンスを対応させて頂くアフター保証を無償でお付けしています!
カーラッピング業者によっては、1〜3ヶ月と数ヶ月のところもありますが、当店では十分な保証期間とは捉えておりません。
例えば冬の寒い時期に納車したお車が夏を迎える時期、、、
つまり納車後から半年した頃、炎天下で熱せられた車は、急にフィルムが浮いてきたりと補修が必要になる場合があります。
こういった避けようのない補修であっても、保証期間が1〜3ヶ月であれば保証対象外となってしまうため、よって当店ザラップでは納車後1年とさせて頂いている訳です。
こうしたちょっとの違いが、納車後いかに安心で快適なカーライフを楽しめるかを左右します。
安心と保証でラッピングされたい方は、是非当店ザラップにお任せ下さい。
カーラッピングはお客様とご一緒に作り上げます!
フェラーリ 812スーパファストの制作工程をご紹介させて頂きましたが、このように当店ザラップのカーラッピング作りは、「お客様とご一緒に作り上げる過程」を非常に重視しています!
ただ参考画像を見て「はい、こんな感じで施工しますね!」と終わるわけでは決してありません。
これまで培ったカーラッピングの実績と経験から、カーラッピングスタイルを様々な角度からご提案させて頂き、数ある選択肢の中からお客様が一番作りたいと思われるベストのスタイルをご一緒に追求します!
カーラッピングスタイルは無限大にあるからこそ、何が正しい間違っているという答えはないと思っています。
しかし、「こっちのスタイルの方がカッコよく見える!」といった黄金比があるのも事実です。
だからこそ!
お客様とコミュニケーションを取りながら、お客様にとってベストのカーラッピングスタイルを選んで頂くことが一番大切だと考えます。
是非ご一緒にお客様にとってベストの一台を、一緒に作りましょう!!