ファッションブランドのグッチ(Gucci)とフィアット(Fiat)のコラボレーションで生まれた、500 by Gucci。
そんな特別限定車両の500 by Gucciのストライプラインを今回カーラッピングしました!
500 by Gucciってどんな車?
グッチ(Gucci)といえば、言わずと知れた世界のトップファッションハイブランド。
そのグッチとコラボして作られた500 By Gucciとはどんな車なのでしょうか?
500 by Gucciは、フィアットのコンパクトカーである「フィアット500」をベースに作られたモデルのため、500と名称につきます。
500 by Gucciは2011年に発売された車両で、世界中で人気を博しました。
500 by Gucciの面白さは、やはりグッチのデザイナーが手掛けた、グッチらしい車内や外装のデザイン。
ちなみに車内の生地の一部は、グッチのバッグに使われる同じ生地が使われているとか!
グッチファンにはたまらないデザインです!
500 by Gucciの生産台数は公式には発表されていないものの、特別限定車として発売されたため、生産台数は比較的少ないモデルです。
(一説では、2011年の発売当初で約3,000台の生産台数と言われています!)
さて、500 by Gucciですが、2011年だけでなく2013年にも発売されています。
外見の違いとしては、まず2011年の500 by Gucciは、グレーと白のボディにグッチの緑赤ストライプラインがあしらわれたデザインでしたが、2013年モデルは、黒のモディーにグッチのストライプデザインが入ってます。
また、内装の違いとしては、デザインの入り方が若干異なっています。
さらに、2013年のモデルは、グッチのロゴが入った専用のキーカバーやフロアマットなど、より多くのグッチアイテムが標準装備として追加されました。
その他、搭載エンジンやトランスミッションにも一部違いはありますが、どちらの500 by Gucciもグッチのデザイナーが手掛けた高級感溢れる一台です!
ここまでお洒落かつフィアットのコンパクトカー500の快適性や使い勝手の良さが融合された500 by Gucciはたくさんのフィアットファン、そしてグッチファンを虜にします。
どうしてストライプラインをカーラッピング?
今回のカーラッピングは、グッチの緑赤ストライプラインを施工しました!
車両は2011年に発売モデルの500 by Gucci。
ということで、色味はグレーと白のボディです。
さて、ここで「どうしてグッチの緑赤ストライプラインをカーラッピング???」
と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実はこのグッチの緑赤ストライプはステッカー(カーラッピング)で作られています。
よって、経年劣化にオーナー様がお悩みでした。
以前、「【早見表あり★】塗装とカーラッピングあなたに向いているのは?」のブログでご説明させて頂いた通り、やはり塗装とステッカーのカーラッピングとでは、後者の方が寿命が短いです。
特に、色褪せが顕著に目立ちます。
ステッカーのカーラッピングは約3〜5年が耐久年数のため、それを考えても2011年500 by Gucciは既に10年以上も耐久年数を超えているといえます。
ただし!
500 by Gucciは特別仕様車である上、販売が10年以上前ということで、グッチの緑赤ラインが色褪せしてもメーカーで再施工してもらうことはできません…。
ということでオーナー様が行き着いた先が、そう、、、
カーラッピングです!!!
既存のストライプラインを型取りし、何度もテストをし、そしてフィアット500 by Gucciがここに生まれ変わりました!!
完成した500 by Gucciのカーラッピングはこちら!
さて、完成した500 by Gucciのカーラッピングはいかに!!
ストライプの形状は純正と一切変えず、本来のグッチ色に生まれ変わりました!!
どこから見ても、500 by Gucci!!
ストライプラインだけをカーラッピングしたわけですが、まるで新車のような輝きを纏った一台に!
当店ザラップのデザイナー曰く、車が本来の姿に戻れてとても喜んでいるように見えるそうです(笑)。
ストライプラインはカーラッピングの施工難易度が高い!?
「ストライプラインってバイナルデザインのステッカーより施工が簡単そう!」
と思いませんか(笑)?
実は、ストライプラインほどシビアな施工はありません。
それは、少しでも力を入れて施工をしてしまうとラインが歪曲してしまい、見栄えが見窄らしくなってしまうからです。
また、ちょっとのズレが非常に大きな違和感を生じます。
さらにいうならば、曲がってしまったストライプラインを真っすぐに直す程難しいことはありません。
よって、いかに完璧に位置合わせをし、そしてステッカーにストレスを与えずワンテイクで施工できるかが肝というわけです。
ほぼほぼ平面の箇所に短いストライプラインを施工するのは施工難易度は高くありませんが、今回のように「少しでも丸みのある箇所にストライプラインを引く」というのは極めて繊細な施工になります。
今回のグッチ緑赤ストライプラインですが、一見すると真っ直ぐのストライプラインを施工しているように見えます。
しかし、実際のところは、どの箇所のラインを取っても曲線で作られています。
真っ直ぐのストライプラインは、物理的にどう頑張ってもここまで均一に施工はできません。
実際のところ、今回のオーナー様ですが、ネットで販売されていたストライプラインで施工できないかトライ頂いたようですが、型が合わず断念…。
実物のステッカーを拝見しましたが、真っすぐのラインだったため、我々プロの施工者から見てもこのステッカーで施工をするのは厳しいと判断しました。
今回の500 by Gucciのように完璧なストライプラインが施工できたのは、施工技術だけでなく、ステッカーを作るまでの型取りが抜かりないためです。
何度も型取り&テストを繰り返したからこそ、純正と何ら変わりのない、美しいストライプラインが表現できるわけです。
【マクラーレン570S】カッコ良さ倍増のカーラッピングテクとは!?
カーラッピングは特別仕様車の駆け込み寺!
「【調査結果★】カーラッピングしたい理由トップ3!」のブログ記事でご紹介させて頂きましたが、カーラッピングをしたい理由のズバリトップ2に「限定車に乗っていて一部が劣化してきたため」がラインクインします!
特別仕様車は販売時もさることながら、年月が経ては経つほどさらに車愛好家を虜にします。
だからこそ、「より綺麗な状態を保ち続けたい!」というのは共通の願いではないでしょうか?
「ステッカーが劣化してきてしまった、、、」
「塗装が色褪せしてきてしまった、、、」
そんな皆様のSOSにお応えできるのが、カーラッピングです!
カーラッピングで特別仕様車に新しい命を吹き入れましょう!