せっかく綺麗に手入れしてきた愛車のモールに白サビが出きてしまった。

白サビが出てきたモールを綺麗にしたいけど、方法が分からない。

白サビがまたすぐ再発しないか不安・・・」

このような疑問や悩みを抱えている、メルセデスベンツ・BMW・ポルシェ・Audiなどの欧州車ユーザーは、多いのではないでしょうか?

せっかくの高級車でも、モールに白サビが付いてしまうと、例え新車であっても気になってしまうものです。

日頃から気をつけて手入れしていたはずなのに「気が付いた時には既に白サビができてしまった。。。」とショックを受けてしまったあなたへ。

カーラッピング・プロテクションフィルム専門店として、こうした白サビ問題を数多く解決してきた経験を踏まえ、今回は「白サビ問題から開放される解決方法」や「白サビ対策しながら今よりも愛車をかっこよくできるカスタム法」をご紹介致します!

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どうして欧州車にはモールに白サビが発生するの?

欧州車 モールに白カビ

欧州車では、モールのメッキ部分に白サビが発生します。

その白サビの原因は主に2つです。

  1. 黄砂によるアルカリ錆
  2. 高温多湿な環境による酸化錆

欧州車の表面にはアルマイト加工が施されており、日本車ではメッキ加工が施されております。

この違いが欧州車と国産車での白サビ発生の違いを生んでいます。

結論からお伝えすると、アルマイト加工の方が日本という環境では白サビになりやすいということになります。

「メッキのモール」≠「メッキ加工」

少々ややこしいのですが「メッキのモール」=「メッキ加工が施されている」というわけではありません。

欧州車はメッキのモールが付いていますが、これは日本車が採用しているメッキ加工は施されていません。

欧州では白サビ問題がない!?

アルマイト加工の方が、白サビを発生しやすいことは上で見た通りです。

が!

日本の欧州車ドライバーが悩まされている「モールの白サビ問題」自体、実は欧州ではあまり起こっていません。

実はその要因には、環境の違いが影響しています。

欧州では黄砂が飛来することもなく、そして湿度も低い環境です。

一方で日本は、偏西風に乗って黄砂も飛来すれば、梅雨が多く湿度が高い環境です。

よって、欧州ではアルマイト加工された車両でも錆が発生しにくいのです。

ちなみに、日本では(お住まいの環境にもよりますが)特にメンテナンスをしなければ、3ヶ月程度でメッキに白サビができてしまいます、、、!

欧州車の白サビを綺麗にする解決法はこれだ!

メッキ モール 白サビ
メッキ部分の白サビ

メルセデスベンツ・BMW・ポルシェ・Audiなどの欧州車のメッキに白サビができやすい原因が分かったところで、ズバリ「モールの白サビを綺麗にする解決法」をご紹介します!

①白サビが付いたモールを研磨する

モールの白サビを綺麗にする1番スタンダードな方法は、モール専用のコンパウンドを使用して研磨する方法です!

コンパウンドという「研磨剤」を使用して表面を磨くことによって、白サビが削られます。

DIYでモールを研磨したい方向けの商品も販売されており、価格は約2000〜10,000円と比較的安価に白サビ解決できるのが魅力です。

コンパウンド

手間は中々かかりますが、コスパを重視されたい方はDIYが一番おすすめです。

一方で、コンパウンドは試しやすい反面、実はセンシティブでもあり、「とりあえず磨けばいいだろう!」と正しい手法を守らないと、モールが変色したり、メッキの輝きがなくなってしまったり、様々なリスクがあります。

なので、そういったリスクを下げたい方は、プロの業者に依頼頂くことが無難と言えます。

プロのコンパウンド業者に依頼する場合ですが、モールのみであれば、約4万円~9万円の費用で依頼が可能です。

後ほど紹介致しますが、注意点として「コンパウンドで白サビを落とす」こちらの方法は、白サビの再発を防止する対策とはなりません

あくまでも、「モールの白サビを落とす方法」とご理解下さい。

白サビを綺麗にしても1~2年(保管環境によって前後致します)で発生してしまうため、やはり「どうしたら白サビの再発を防止できるか」その対策を考えることが重要です。

②モールにカーラッピングをする

近年注目が高まっているカーラッピングですが、モールにもラッピングが可能です。

このカーラッピングスタイルを「モールラッピング」と呼びます。

そして、モールの白サビを綺麗にする方法の一つとして、このモールラッピングが選ばれています!

カーラッピングの場合、基本的には色がついているグロスブラックやマットブラック、クローム(メッキ)のフィルムを使用してラッピングします。

ご希望であればモールの白サビを除去した後、ラッピングさせて頂いておりますが、ラッピングすると白サビは見えなくなるため、白サビの上にラッピングされるお客様が大半です。

カーラッピングをするメリットは下記の通りです。

  1. モール全体をラッピングすることで白サビ防止対策ができる
  2. モールをブラックにブラックアウトすることで、お車の印象を非常にカッコよくすることができる

モールのラッピング費用は、大体7万円~となります。

※白サビを落としてからモールラッピングをご希望の場合は、磨きの費用が別途発生致します。

その中でも最も人気のあるグロスブラックの事例を見てみましょう。

こちらのお車はメルセデス・ベンツのCクラスですが、このような白サビが発生してしまっております↓

ベンツC200のモールに白サビが発生

この白サビができたモールにグロスブラックのフィルムでラッピングさせて頂くことで、このようにカッコよく綺麗になりました!↓

ベンツC200のモールにグロスブラックをカーラッピング

白サビ防止も魅力ですが、何よりお車がカッコよく引き締めることができるのが、モールラッピングの大きな魅力です!!

ちなみに、白サビ対策のためではなく、お車をカッコよくする一つのカスタムとして、メッキ部分にラッピングされる方も多いです。

それほど、メッキのブラックアウトは人気があるスタイルです!

Card image

モールラッピング

モール全体をラッピングするスタイルです。白錆対策もでき、特にベンツユーザーから人気が高いです。

欧州車のモールにできる白サビの発生を防ぐ3つの方法

さて、ここまでは「モールにできた白サビをどのように綺麗にできるか」お伝えさせて頂きましたが、次の課題はいかに白サビの再発を防止できるかです。

①モールラッピング!

ベンツC200 白サビ対策
モールにグロスブラックをラッピング

これはつい先程見た、モールにラッピングをする方法です。

白サビの再発を防ぎ、かつお車をカッコよくできるため、大変おすすめです!

使用環境にもよりますが、ラッピングの耐久性は約5年となります。

Card image

【ベンツユーザー必見★】メッキの白錆をモールラッピング!?

ベンツなど欧州車ユーザーに共通のお悩みが、そうメッキにできる「白錆」です。そんな厄介な白錆に終止符を打てるモールラッピングとは!?

②モールにコーティングする

モール 白サビ対策
モールにコーティングをする

モールにコーティングするこの方法は、今回ご紹介させて頂く3つの方法の中で、もっともコスパが良いです。

多くの種類のコーティング剤が販売されておりますが、仮にDIYする場合の費用は、2,000円~2万円程となります。

一方で、モールをコーティングする場合に限ったことではありませんが、皆様ご存じの通り、コーティングは見た目ほど簡単なものではありません

塗りむらができたり、返って消えない水垢を作ってしまう危険性があります。

そういった点を考慮すると、より完璧な仕上がりを求める方は、モールのコーティングも業者に依頼する方が無難です。

お車のサイズや使用するコーティング剤によって金額は変動しますが、業者に依頼する場合の費用は2万円~4万円程となります。

③モールにプロテクションフィルム(PPF)をする

プロテクションフィルム(PPF)
プロテクションフィルムを施工中

近年一気に普及してきたプロテクションフィルム(PPF)ですが、こちらは透明な厚み(150ミクロン)のあるフィルムで、主に車の塗装を飛び石などの外的要因から傷が付かないよう守る役割のフィルムとなります。

プロテクションフィルムをモールに貼ることで、白サビ防止だけでなく、傷を防止することもできます

プロテクションフィルムのメリットは、下記の通りです。

  1. 純正のモールの色をそのままキープできる
  2. 傷や白サビを物理的に保護できる

つまり、①で見た「モールをカーラッピングする方法」と比べると、「モールの色はそのまま残したい!」「傷防止もしたい!」という方に、プロテクションフィルム(PPF)がおすすめになります。

※モールに白サビがある場合は、プロテクションフィルム(PPF)をラッピングする前に白サビ除去(オプション)をさせて頂きます。

さて、気になるお値段ですが、当店ザラップでモールのプロテクションフィルム(PPF)をご依頼頂く場合は、費用は約6万円~12万円程となります。

プロテクションフィルム(PPF)はフィルム自体が高価なため、今回ご紹介させて頂いた3つの方法の中で、一番高価になりやすいのがデメリットといえます。

モールの白サビ除去&防止対策は必須!

ザラップ カーラッピング

カーラッピング・プロテクションフィルム専門店として痛感することは、車を綺麗にそしてカッコよく見せるには、小さな違いを大切にすることです。

「モールの白サビはこんなもの」とは軽視せず、研磨やラッピングをして綺麗な状態に保つことが非常に大切です。

白サビ対策もしっかりして、自慢の愛車をより綺麗に乗り続けましょう!

TOSHI

近年プロテクションフィルム(PPF)を愛車に施工することは、高級車の中ではスタンダードになってきています。

プロテクションフィルム(PPF)は間違いなく「車を傷や外敵から塗装を物理的に守るベストチョイス」であり、全世界でプロテクションフィルムが急速に普及している理由でもあります。

しかし、プロテクションフィルムフィルム(PPF)はカーラッピングフィルムに比べ、「施工環境がシビアである」点や「施工の技術難易度が高い」点で、プロテクションフィルムを自分でDIY施工することはまず困難です。

そんなプロテクションフィルムですが、「【知らなきゃ危険!?】プロテクションフィルムのメリットデメリットを徹底解説!」でも詳しくご紹介させて頂きました通り、強みと弱みがあります。

ということで今回はプロテクションフィルム(PPF)を施工する我々ザラップが、ずばりどんな人にとってプロテクションフィルム(PPF)は「得になるか」語らせて頂きたいと思います。

「愛車をより長く綺麗な状態で乗りたい!」

「車が好きなだけに車に傷がつかないか神経質になってしまう。。。」

「PPFは結局のところお得なのか本音を知りたい!」

という方に必見です!

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プロテクションフィルム(PPF)は得か?

フロントフェンダーのPPF(プロテクションフィルム)
プロテクションフィルムの施工中

正直にお伝えして、プロテクションフィルム(PPF)は、結して安いとはいえません

お値段がまず気になる方は、ご参考までにこちらのページをご覧下さい。

Card image

プロテクションフィルムの価格【2024年12月版】

プロテクションフィルム(PPF)の参考価格をご提示致します。施工されたい車種やモデルをご選択頂き、参考価格をご確認下さい。

予算に余裕がある方を除き、「プロテクションフィルム(PPF)を施工するか否かは『得』か『損』か」で決まるのではないでしょうか(笑)。

ということで、これまでの経験を元に、どんな方にプロテクションフィルム(PPF)がおすすめか見ていきましょう!

車体の価値はどのくらいか?

Aston Martin プロテクションフィルム
Aston Martinをフルラッピング&プロテクションフィルム施工

先述した通り、プロテクションフィルム(PPF)は高額です。

なので、いわゆる「高級車」であればあるほど、プロテクションフィルム(PPF)は「保険」として機能するため、万が一被害が発生した場合には「得」と捉えることができます。

例えばですが、ミラーを擦ってしまって、再塗装もしくは部品交換が必要になったとします。

ドアミラーPPF(プロテクションフィルム)
ドアミラーにプロテクションフィルムを施工中

(ちなみに、以前お客様で「自分ではミラーを当てた記憶は一切ないのに、気がついたらミラーに目立つ擦り傷があった」という事例がありました。)

そういった時に、高級車であればミラーの交換だけで数万円~数十万円修理代として発生してしまうこともあります。

そして、コストだけではなく、パーツの取り寄せだけで最悪数ヶ月かかるといわれる場合もざらにあります。

そういったコスト時間を含めて考えると、プロテクションフィルム(PPF)を事前に保険として施工しておくことは得といえるのはないでしょうか?

プロテクション(PPF)がお得になるか考える上で、修理金額と比較して考えるのは一つの基準になります。

車に乗る頻度&所有年数&使用目的

Ferrari

車を屋内で展示する目的のみで所有されているのであれば、プロテクションフィルム(PPF)はマストではありません。

しかし、少なくとも運転する機会が多々あり、運転を楽しむためのお車であれば、プロテクションフィルム(PPF)を施工するのは十分「得」になると考えます。

特に高級車であれば、尚のことです。

車は乗り物なので、保護をしなければ傷だらけになるのが宿命です。

コーティングは、特に紫外線対策などには効果を発揮しますが、飛び石などによる傷までは守ってくれません

なので、プロテクト(保護)するためには、それ相応の厚みを持ったフィルム=プロテクションフィルム(PPF)が必要というわけです。

プロテクション(PPF)は、「得か損か」という議題ですが、ここでは「値段」ももちろんのことながら、「どれだけ綺麗に乗り続けられるか」という基準でも考えて頂く必要があります。

つまり、「より愛車を綺麗な状態で乗り続けたい」という気持ちが強い方にとっては、プロテクションフィルム(PPF)はとってもお得になり得るわけです!

プロテクションフィルム 施工中
プロテクションフィルム施工中

車体のスクラッチ傷が気になってしまうタイプか?

プロテクションフィルムの施工中
プロテクションフィルムを施工中

例えば洗車の際、柔らかいマイクロファイバーで吹き上げていても、擦れて傷となる、いわゆる「スクラッチ傷」が塗装に残ります。

スクラッチ傷は基本的に経年劣化に伴い増えるため、よってスクラッチ傷が多いとどうしても経年した車と見られてしまいます。

そこで、プロテクションフィルム(PPF)ですが、セルフヒーリング機能と呼ばれる「フィルム自身が傷を消す機能」が備わっているので、スクラッチ傷はほとんど気にならない程度まで、目立たなくなります。

セルフヒーリング機能

別名「自己修復機能」ですが、これは太陽といった光によってプロテクションフィルム(PPF)が温められることにより、フィルムについたスクラッチ傷などが消える機能です。

よって、いつまでも綺麗なフィルム=ボディーを保ち続けることができます。

ドアを当てやすいタイプか?

フルラッピング施工

ご自身のドアをご確認下さい(笑)。

ドアのエッジに当たった傷はありますか?

自分では十分気にしているつもりでも、死角に入って物が見えず、ドアを開けたらごつんと当ててしまう…

そんなことはありませんか?

これは自身の体験からですが、自分は気を付けているものの、車に乗せた誰かが不注意でドアを当ててしまうことがあります。

そういったドアのエッジを守るために、ドアエッジのプロテクションフィルム(PPF)はおすすめです。

実際に、プロテクションフィルム(PPF)を施工されるほとんどの方がドアエッジに施工されます。

理由としては、実際に傷が付きやすい点とお値段もお手頃だからです。

ドアエッジのみプロテクションフィルム(PPF)をする場合のお値段ですが、4枚ドアで約13,000円と、とてもお得にできちゃいます!

このようにコスパが良いので、実際のところ高級車に限らず、普通車(特に新車の場合!)でもドアエッジのみプロテクションフィルム(PPF)を依頼される方が大変多いです。

一方で、、、!

隣に止まった車がドアを開閉する際に傷付けられる場合は、今度はドアエッジではなくドア自体に傷が入ってしまいます

よって、特に高級車に乗られていらっしゃる方は、ドアエッジのみならずドアにもプロテクションフィルム(PPF)を施工することがおすすめです。

女性を車に乗せやすいか?

レーシングドライバー塚本奈々美選手

凄く真面目な問いです(笑)。

これは弊社の女性スタッフも痛感するようですが…

女性はヒールを履くと、例えばスポーツカーのような車高が低い車や、逆にSUVのように車高が高い車は、気をつけていてもサイドステップを当ててしまいやすいということです。

ただ、運転手としては毎回「サイドステップ傷付けないように乗ってね」とは言いづらいですよね(苦笑)。

そこで、プロテクションフィルム(PPF)の出番ということです!

上で見たドアと同じく、プロテクションフィルム(PPF)を施工しているだけで、誰かを車に乗せる際に神経質にならずに済むので、「車が好きなだけに神経質になってしまうタイプ」の方にとってプロテクションフィルム(PPF)は、凄く得ではないでしょうか。

プロテクションフィルム(PPF)は目的と予算に合わせてスタイルを選べばいい!

BMWのラゲッジPPF(プロテクションフィルム)
プロテクションフィルム施工中

プロテクションフィルム(PPF)施工ですが、目的やお客様の車種の「特に保護すべきところ」をピックアップして施工箇所を選ぶのが◎です。

ちなみに当店ザラップで人気のスタイルは以下の3つです。

フロントフルプロテクション

飛石傷が一番付きやすいフロント周りをガード!

フルプロテクション

車体全体を保護する最上級プラン!

マットプロテクションフィルム(PPF)

マットフルプロテクション

フルプロテクション+車をマットにドレスアップ!

XPELステルス(半艶サテンタイプ)もご用意ございます!

近年は、特に車をマットにドレスアップできる「マットフルプロテクション」が人気急上昇です。

ザラップでは、お客様の目的とご予算に合わせてプロテクションフィルムをご提案させて頂いております。

「一度来店して相談したい」「ざっくりした概算だけでも知りたい」という方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

TOSHI