近年益々人気が高まる、ペイントプロテクションフィルム、、、
別名、プロテクションフィルム(PPF)ですが、その人気が高まるのに比例して、プロテクションフィルム(PPF)施工業者もうんと数が増えています!
当店ザラップは、カーラッピング・プロテクションフィルム専門店という二刀流施工を展開しています。
よって、プロテクションフィルム(PPF)施工もさせて頂いておりますが、日頃お客様から「プロテクションフィルム(PPF)自体が、イマイチどういったものか分かりません」というお言葉を頂きます。
事実、我々プロテクションフィルム(PPF)のプロから見ても、ネット上にあるプロテクションフィルムに関する情報は、非常に錯綜している印象を受けます。
その一部では、残念ながら「誇張された情報」「紛らわしい情報」と思えてしまう情報や、「誤った情報」も実際にあります。。。
「なんとなく見てて凄そうだから〜」
「なんとなく信頼できそうだから〜」
といった根拠のない理由でプロテクションフィルム施工(PPF)を依頼してしまうと、後に大きな後悔や失敗に繋がりかねません。。。
当店ザラップは、信頼と安心を第一で、お客様に透明性のあるサービスをご提供させて頂くことを心がけております!
ということで、今回はプロテクションフィルム(PPF)に関する正しい知識を、皆様に分かりやすくご説明していきます!
まずはプロテクションフィルム(PPF)に関して正しい知識から!
理想のカーラッピング&プロテクションフィルム(PPF)施工を依頼するためには、まずは正しい知識を持つことが大事です!
正しい知識を持って、はじめてプロテクションフィルム(PPF)の業者を正しく目利きできるようになります。
プロテクションフィルム(PPF)
まず、そもそもプロテクションフィルム(PPF)とは「どんなフィルムか」、「どんなメーカーがあるのか」、そして「良いフィルムとは?良くないフィルムとは?」といった基礎知識をおさえていきましょう!
プロテクションフィルムの特徴
プロテクションフィルム(PPF)とは、、、
- 飛び石や擦り傷などから塗装を守ってくれる
- セルフヒーリング機能を有しているため、小傷や擦り傷が入っても太陽の熱で傷を消してくれる
- ボディを花粉や紫外線などから保護できる
- コーティングしたような光沢があるため、車をよりラグジュアリーに見せる
- 汚れが落ちやいため洗車などのメンテナンスが非常に楽◎
といった非常に優れた機能を持つフィルムです!
よって、
「飛び石などから塗装を守って綺麗な状態で車を運転したい!」
「ドアの開閉時にぶつけやすいため、事前に保護したい!」
「カーボンパーツが縁石に当たりそうで怖いため、保護しておきたい!」
「(ヒールを履いた)女性を乗せることが多く神経質になりやすいため、PPFで保護してストレスから解放されたい!」
「サーキット走行をするため、飛び石から車体を事前に保護したい!」
など、車を綺麗に乗り続けたい方に多い、こういったお悩みに対し、ズバリ解決するのがプロテクションフィルム(PPF)というわけです。
ここでポイントですが、プロテクションフィルム(PPF)は飛石・花粉・虫の死骸・紫外線といった外的要因から塗装を守るために作られているため、フィルムは約0.15〜0.2mmと非常に厚みがあります。
この厚みこそが、塗装を守ってくれるというわけです!
また、基本的にプロテクションフィルムは透明です1近年では色が入ったプロテクションフィルム(PPF)も登場してきているので、全て必ず透明というわけではありません。
さて、そんな優秀なプロテクションフィルム(PPF)ですが、恐らく一番の欠点は非常に高価なフィルムである点です。
カーラッピングフィルムと比べても、断然プロテクションフィルム(PPF)の方が高価です。
よく「プロテクションフィルム(PPF)は車体全面に貼る必要がありますか?」というご質問を頂きますが、もちろん車体全面にフィルムを貼るに越したことはありません。
しかし、実際コストの面を考慮して、飛び石が特に当たりやすい箇所のみと限定的に施工を依頼される方もいらっしゃいます。
ちなみに、当店ザラップでは以下のお得なプランもご用意ございます↓
一方で、車によって「絶対保護した方が良い部分」といった箇所が異なりますため、ザラップではそれぞれのお車、またお客様がどういった状況や頻度で運転されるかによって、お客様とお車にあったプランをカスタムでご提案しております。
繰り返しですが、フィルムは透明のため、部分的に施工をしても見栄えは損なわれません。
ただし例外はあります!
プロテクションフィルムもカーラッピングフィルムと同じで、ラミネートの質感(仕上がり)は複数種類ご用意がございます。
例えば、グロスではなくマットといった質感のステルスプロテクションフィルムを選び部分的に施工をすると、場合によっては見栄えが△になります。
このように、グロス以外の質感を選ばれる場合は、ほぼほぼ「フルプラン」をご選択頂き、車体全面の質感を変える必要があります。
プロテクションフィルムの品質はどうやって決まる?
プロテクションフィルム(PPF)業者は、「うちはXPELのPPFフィルムを使っています!」といったように、フィルムメーカーについて言及します。
※プロテクションフィルム(PPF)のメーカーについては、次でご説明させて頂きます。
では、そもそもですが、どういったプロテクションフィルム(PPF)が良い品質のものとされ、逆にどんな品質であると良くないとみなすのでしょうか。
フィルムの品質で何が変わるかの違いを、先にまとめます!
- フィルムの透明度の違い
- フィルムの性能の違い
- 経年劣化により黄ばみの違い
- 剥離の際の糊残り&塗装の剥がれの違い
順に、見ていきましょう!
①フィルムの透明度の違い
プロテクションフィルム(PPF)は基本的に透明であることはお伝えさせて頂きました。
しかし、一概に透明といっても、その透明度=「透過率」はフィルムのメーカーによって違います。
ご想像に容易い通り、透過率が高ければ高いほど、良いプロテクションフィルム(PPF)とされます。
もし透過率の低いプロテクションフィルム(PPF)であれば、本来の塗装色がワントーンダウンしてしまうめ、見栄えも美しくありません。
②フィルムの性能の違い
プロテクションフィルム(PPF)は、擦り傷や小傷がフィルムに付いても、熱で元の状態に戻る機能=セルフヒーリング機能があることは先述した通りです。
この機能ですが、やはり低品質なプロテクションフィルム(PPF)だと、こういった機能が非常に乏しいことがあります。
③経年劣化による黄ばみの違い
良いとされるプロテクションフィルムは、経年劣化による黄ばみが少ないです。
ちなみに、一世代前のプロテクションフィルム(PPF)は、優秀とされるメーカーのフィルムでもこの黄ばみが問題視されていましたが、現在はこの黄ばみ問題はかなり克服されたといえます。
しかし、低品質のフィルムではその限りではありません。
数年後、顕著にフィルムが黄色く変色します。
いうまでもなく、こういったフィルムは貼っているだけで車体が汚く見えてしまいます。
④剥離の際の糊残り&塗装の剥がれの違い
良いプロテクションフィルム(PPF)は、剥離の際に糊残りが少なく剥離できます。
逆に、あまり宜しくないプロテクションフィルム(PPF)では、車体にべっとりと糊が残るor塗装が剥がれやすくする危険性を高めます。
ここで一点注釈ですが、、、
プロテクションフィルムも車体の塗装が弱いなどの問題がある場合は、プロテクションフィルム(PPF)を剥離した際に塗装も上げてしまうリスクはあります。
これは、プロテクションフィルム(PPF)のメーカー云々ではなく、純粋に塗装側の問題です。
経年劣化で塗装が弱くなっている場合、再塗装で塗装が弱い場合、飛び石で既に塗装にダメージが入っている場合など、、、
何かしら塗装に問題があると、その上に施工したプロテクションフィルム(PPF)を剥離する際、塗装が剥がれやすくなるという理屈です。
しかし、お話させて頂いている「低品質のプロテクションフィルム(PPF)」の場合ですが、これは糊があまりにも強固過ぎて塗装が剥がされてしまうといったリスクです。
マスキングテープは綺麗に剥がせても、接着剤を使うと下地を痛めるリスクがあるのと同じです。
以上が、高品質フィルム、低品質フィルムの大きな違いでした。
ちなみにですが、施工後の車体を見るだけでは、どこのフィルムを取り扱っているか判断することは非常に厳しいです。
だからこそ、信頼できるプロテクションフィルム(PPF)業者に施工を依頼することは重要というわけです。
プロテクションフィルムのメーカー
プロテクションフィルム(PPF)のメーカーですが、世界を見ると非常に数多くのメーカーがフィルムを販売しています。
これからご紹介するXPELをはじめ、世界では3M、STEK、LLUMAR、KARLOR、VVIVIDなどの様々なメーカーがあります。
対して日本はというと、メーカーが非常に絞られており、一番メジャーなメーカーといえばXPELです。
XPEL
XPELは世界のプロテクションフィルム(PPF)業界でも名高いメーカーです。
日本のプロテクションフィルム(PPF)市場では、PPF=XPELといっても良いほど、人気のメーカーです。
なぜ多くのプロテクションフィルム(PPF)業者はXPELを採用するか
例えば、当店ザラップではXPELをはじめ、違ったメーカーのプロテクションフィルム(PPF)を複数取り扱っています。
その経験からお伝えすると、近年のプロテクションフィルム(PPF)は、信頼のあるメーカー品であれば「フィルムのクリアな透明感」「ハイグロス感」といったお客様にとってのメリットはどのメーカーもほぼ変わりません2一方で、フィルムの硬さや糊の強さといった特徴は異なるため、我々のような施工側からするとフィルムの違いはあります。。
そこで、XPEL製品をお客様が選ぶ最大のメリットは、やはり信頼ではないかと思います。
「プロテクションフィルム(PPF)業者のサイトを見るとXPELというメーカーが頻繁に出てくるから安心そう!」といった印象です。
さて、次にプロテクションフィルム(PPF)施工をする側にとってですが、実は業社にとってもXPELを採用するには非常に大きなメリットがあります。
まず一つ目は、お客様と同じく、信頼です!
大切なお車を施工するからこそ、しっかり保証が担保されたフィルムを使用したいのは、大前提と言えるでしょう。
次に、これはほとんどのお客様が知り得ないことですが、、、
XPELは独自で開発したDAP(Design Access Program)というシステムを販売しており、XPEL製品を使用する我々のような業者は購入が可能です。
後にご説明させて頂きますが、プロテクションフィルム(PPF)は、事前に車体のパーツに合わせてフィルムをカットし、それを施工していくという、「プレカット」方式が日本では一般的です。
そこで、パーツの型のカットデータが必須となるわけですが、そのカットデータにアクセスできるシステムこそが、このXPEL社のDAPです!
よって、XPELのDAPを使用できることは、業者にとっても大きなメリットです。
プロテクションフィルム(PPF)の施工方法
さて次に、イマイチよく分からないプロテクションフィルム(PPF)の施工方法について簡単に解説していきます!
おさらいですが、プロテクションフィルム(PPF)は非常に厚みがあるフィルムです。
よって、厚みがある分追従性がカーラッピングフィルムほどないため、分割施工が基本です。
そして、プロテクションフィルム(PPF)施工は、日本市場では一般的にプレカット(pre cut)と呼ばれる施工手法を採用し、既にパーツの型にカットされたフィルムを施工していきます。
下の写真をよく見て頂きたいのですが、フィルムが既に形にカットされているのがお分かりになりますでしょうか↓
このように型にカットされたフィルムを、そのパーツの形に合わせて施工していきます。
ここで少々複雑なのは、カットデータはパーツの型とピッタリサイズでは作られておらず、気持ち小さめに作られている点です。
なぜなら、プロテクションフィルム(PPF)は、熱を与えフィルムを柔らかくし、そして多少なりとも伸ばしながら施工していく必要があるからです。
ざっくりまとめると、
- カットデータを活用し、プロッターでフィルムを型にカットする
- 糊面また車体に専用のゲルを撃ち、そのゲルをクッション代わりにフィルムを位置調整する
- 熱を与えフィルムを柔らかくしながら、フィルムを貼り進めていく(この時、ゲルを押し出しながら施工)
となります。
ご参考までに、Youtube動画を紹介させて頂きます!
カーラッピング施工も含まれますが、「プロテクションフィルム(PPF)施工を見たことがない」という方は、是非ご参考下さい↓
プロテクションフィルム(PPF)とカーラッピングの違い
最後に、プロテクションフィルムとカーラッピングの違いに関して、重要なポイントだけお伝えしていたいと思います。
詳しくはこちらの「【入門編】カーラッピングとプロテクションフィルム (PPF)の違い!」のブログにてご紹介させて頂いておりますため、併せてご覧下さい。
【入門編】カーラッピングとプロテクションフィルム (PPF)の違い!
施工方法が全く違う
プロテクションフィルム(PPF)とカーラッピングの一番大きな違いは、施工方法です!
カーラッピングは、Car + Wrapという名前で表される通り、ラッピングする、、、
つまり覆う施工スタイルを取ります。
分かりやすいためフルラッピングを例に取ります。
フルラッピングは、基本的に元の塗装色から全く別の色に変えるスタイルのため、元の色が見えることがNGです。
よって、場合によってはパーツを脱着する必要があります。
しかし、「【カーラッピングで後悔しない!】信頼できる業者の見極め方とは!?」のブログでもご紹介させて頂いた通り、パーツの脱着にはパーツを破損するといったリスクがあります。
【カーラッピングで後悔しない!】信頼できる業者の見極め方とは!?
よって、当店ザラップでは、こうしたパーツの脱着は最低限にし、必要がある場合のみ、整備士が脱着をすることをお伝えさせて頂きました。
では、プロテクションフィルム(PPF)施工ではどうでしょうか。
おさらいとなりますが、プロテクションフィルム(PPF)は、フィルムに厚みがあり追従性が低いため、カーラッピングフィルムのように巻き込むことを苦手とします。
よって、プロテクションフィルム(PPF)は、基本的に塗装の表面のみ保護します。
また、基本的にプロテクションフィルム(PPF)は透明のため、カーラッピングのように、ボディー色が見えることが前提です。
つまり!
プロテクションフィルム(PPF)施工では、パーツの脱着をほとんどする必要がありません!
これが、カーラッピングとプロテクションフィルムの施工の大きな違いの一つであります。
正しい知識でプロテクションフィルム(PPF)を理解しよう!
プロテクションフィルム(PPF)に興味がある方へ向け、信頼できるプロテクションフィルム(PPF)業者を見極めるための基礎知識をご紹介させて頂きました。
文頭でお伝えさせて頂きました通り、プロテクションフィルム(PPF)が人気急上昇中の今、プロテクションフィルム(PPF)に関する誤った情報や誤解を招くような宣伝文句が錯綜しています。
そこで!
何が正しいか、何が誤った情報か、きちんと判断できるための基礎知識を持って頂きたい想いで、本ブログを執筆させて頂きました。
次のブログ「『プロテクションフィルムの情報を全て鵜呑みにすべきでない』理由」では、ネットでよく見かけるプロテクションフィルムに関する誤った情報や誤解を招く情報について、詳しく言及させて頂きました。
「プロテクションフィルムの情報を全て鵜呑みにすべきでない」理由
もちろん、全てのプロテクションフィルム(PPF)業者がこういった情報を普及しているわけではありませんが、このような誤った情報や誤解を招く情報は、当たり前のことながら、お客様にとって良いわけがありません。
大事な愛車を守れるのは、皆さまご自身です!
サービスの真髄を見極めて業者を選びましょう!